エジプトOasis International Schoolの統括長、Esmat Lamei氏と夫でオーナーのAnis氏が2月1日に学校教育高度化センターを訪問されました。Oasis International Schoolはエジプトで国際バカロレアプログラムに即した教育を提供している進学校です。
恒吉僚子センター長より「日本型教育モデルとしての全人的教育、特別活動」の講義があり、特別活動の授業の事例ビデオもご覧になりました。お二人からは特別活動はどのように教員養成課程に取り込まれているのか、特別活動の評価はどのように行うのか、どのように教員に自主的に研修に取り組んでもらえるかなどについて質問がありました。
その後目黒区立宮前小学校で、小学校一年生のクラスで一緒に給食をとり、児童が給食を配膳する様子や、その後の掃除や部活動の様子を見学しました。また、宮前小学校は地域の防災拠点も担っていることから備蓄庫も見学しました。
Esmat氏は、掃除や部活動で高学年が低学年を支える仕組み、給食や掃除で子どもが主体的に活動する様子、学校農園などを通した保護者や地域とのつながり、などについて柏葉校長より説明を受け、学校の活動全体を通して全人的で協同的な活動が組み込まれていることに感激され、自校でも実践してみたいと話されていました。
(文責:センター特任研究員 草彅佳奈子)