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日時
2014年11月6日(木) 18:00~20:00
会場
東京大学本郷キャンパス 教育学部棟1階 第一会議室
(http://www.p.u-tokyo.ac.jp/cg)
言語
英語 ※日本語での要約・解説あり
申込
不要 ※学外の方も参加可能です
主催
東京大学大学院教育学研究科附属 学校教育高度化センター
講演者プロフィール
カルロス・アルベルト・トレス教授(Dr. Carlos Alberto Torres)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
・ 教育学・情報学大学院 特別教授(Distinguished Professor)
・ UCLAパウロ・フレイレ研究所 所長
世界比較教育学会 会長
教育の政治社会学的研究や批判理論の研究で世界的に著名な教育学者。パウロ・フレイレの愛弟子でもあり、フレイレ研究を国際的に先導している。近年は、グローバル化が教育に及ぼす影響について、比較教育学、教育社会学、地域研究、エスニック研究、教育経済学などの知見を踏まえて領域横断的に研究している。
著書は、Political Sociology of Adult Education (Sense Publishers, 2013), Globalization and Education (Teachers College Press, 2009), Education and Neoliberal Globalization(Routledge, 2009), Comparative Education (4th edition, Rowman & Littlefield Publishers, 2007), Social Theory and Education (SUNY Press, 1995) など多数。
司会
北村 友人 東京大学大学院教育学研究科・准教授
実施報告
本講演ではトレス先生より、今後の社会に必要となる「グローバル市民」とは何か、そしてグローバル市民を育成するための教育のあり方はいかなるものかについてお話しいただきました。NationalとGlobalの関係や教育と政治経済の関係などについて、日本を含めた世界各国の政治的・文化的状況を、具体的な例を挙げて説明してくださりました。
以下は、講演会に参加した岸本紗希さん(教育内容開発コース修士課程)の感想です。
近年、日本においても日本的理解に基づく「グローバル教育」が行われてきましたが、自分自身、「グローバル」な世界に必要な力というものに対する納得いく答えが見つからずにいました。今回の講演を通し、これまでのグローバル教育からグローバルシティズンシップ教育へとグローバルな世界で必要な力を育てるための教育をまた新しい視点も加えて捉えなおすことができました。今回の講演でお話しいただいたようなグローバルシティズンシップ教育の理論を実践につなげていく例がこれから更に増えていくと思われますが、世界的に駆け出しであるグローバルシティズンシップ教育の可能性が感じられた講演でした。
“Peace is the outcome of Global Citizenship.”という言葉は非常にシンプルですがとても印象に残りました。
当日は39名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。